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2020/07/23 18:54

KISHUNの宝石やジュエリーはすべて中古のダイヤモンドや色石を再利用しています。
「中古」と聞くとあまり良いイメージではないかもしれませんが、1980-90年代のバブル期には今ではなかなか出会うことのできない高品質な宝石が日本に流入してきました。
そんな高品質な宝石を自社工房でリカットを施すことで再び命を吹き込み新品として売り出されていた時よりも価値のある、そして社会的な意義を持った宝石として現代に蘇らせています。


今回は普段あまり見ることのできない宝石のリカットの風景を少しだけお見せしたいと思います。


このように職人さんが一つ一つ、細かいチェックをしながらリカットを施し、皆様の元にお届けしております。
宝石の種類やどの程度のリカットかにもよりますが一つの宝石を蘇らせるのには約1時間ほどかかるそうです。


本日からECショップでご購入頂けますリカットにより美しく蘇った宝石を例としてご紹介致します。

このアイオライトが・・・


こんなにきれいに!


ペリドットも・・・


きれいに蘇ります!


こちらのアイオライトとペリドットも以前はおそらくアクセサリーとして誰かの指や胸元を彩っていた宝石ですが、小傷が目立ちカットの美しさもなくなってしまっていました。
自社工房でリカットを行うと見違えるほど美しくなったことが写真からもお分かり頂けると思います。
何億年、何千万年かけて出来上がり、宝石としてスポットライトを浴び、その後輝きを失ってしまった宝石がまた輝きを取り戻す・・・なんだかロマンティックですよね。


美しく魅力的な宝石ですが、一部のダイヤモンドは実は紛争地域で採掘されており、その紛争で使われる武器の資金源となり紛争を長引かせる
原因の一つと言われています。
またダイヤモンドだけでなく、色石や金、プラチナ鉱山や研磨工場などでは学校にも通えない児童や過酷な労働環境で貧困層が搾取され、
また山を採掘することによる森林伐採や水質汚染が進むなどの悲しい現実があります。
限りある資源を再利用し、宝石の再生から3DCADによるジュエリーのデザインなど全てを内省化することにより
新たな価値を与え再び輝きを取り戻した宝石やジュエリーをこれからもKISHUNはお届けしたいと考えています。

POCKET by KISHUN BASE店

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